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暮らしの情報・まめ知識 2022/8/1

LDCレポート【8月号】

■日傘の性能を知りましょう

 直射日光がじりじりと降り注ぐ中での外出は、誰もが気乗りしないもの。紫外線による悪影響も広く知られたところで、つい二の足を踏んでしまいそうです。そんな時のお助け品といえば、日傘。もはや真夏の必需品ですよね。

 身近なアイテムの日傘ですが、実は種類も性能もさまざまだということをご存じですか? 実際に売り場に行くと、どれを選べばいいか悩んでしまうことも多いようで自分の望む1本を見つけるのは意外と難しそうです。

 店頭では傘のタグに注目です。タグにはいろいろな情報が書かれているのです。

<遮光率>は光をさえぎる度合いを表す用語で、一級遮光が99.99%以上、二級遮光は99.80%以上で数値が高いほど涼しく感じることができます。

<紫外線遮蔽率(UVカット率)>は紫外線の遮断を表す数値で、上がるほど効果が高いとされています。

<UPF>は紫外線防護係数とも紫外線保護指数ともいい、化粧品のSPFの繊維版と考えるとわかりやすいです。UPF30などと表示されています。

 ちなみに、日傘は黒地の方が効果がある、といわれますが、傘の裏地が黒やグレーでコーティングしてあるものを選べば同等の効果が得られます。

 最近は、骨が4本・超軽量タイプの「開いた時に四角い傘」が発売され、コンパクトで人込みの中で使用しても場所をとらないとあって、人気です。また、折りたたみ傘でも開閉がボタン1つでできるものや簡単に開閉できるもの、そして男性用の日傘も増えているそう。

 進化する日傘とともに、暑さに負けない夏にしたいものですね。

※参考:

東急ハンズ                     https://hands.net/

ムーンバット株式会社             https://www.moonbat.co.jp/

一般財団法人 カケンテストセンター https://www.kaken.or.jp/

株式会社デサント                https://www.descente.co.jp/jp/

■種なし皮ごとがトレンド!時代とともに変わるぶどう

 今が旬真っ盛りのぶどう。スーパーに行けば輸入ものから国産のものまで色とりどりに並んでいますよね。最近の人気は、何といっても〝種なし皮ごと″食べられるぶどうでしょう。チリ産やオーストラリア産など輸入ぶどうも数多く出回っていますが、国産品はご褒美的なフルーツとも言われる高級品です。

 そもそも人とぶどうの歴史は古く、数千年前から栽培されていました。古代エジプトの壁画にもぶどうを収穫する姿が描かれています。日本に入ってきたのは諸説あり、1つは奈良時代の高僧、行基が薬として持ち込み、山梨県の勝沼で栽培が広がったという説、もう1つは、勝沼の雨宮勘解由(あめみやかげゆ)という人が山の中で発見したぶどうの苗を見つけ、育てたという説などなど。

 時代は下り、明治になるとアメリカのデラウェアが日本で栽培されるようになりました。以来、品種改良が続けられ、現在のようにいろいろなぶどうが楽しめるようになったのです。そのため時代によってぶどうの人気品種が移り変わり、かつてはデラウェアだったのが巨峰になり、今では〝種なし皮ごと″食べられるぶどうが支持されています。

 代表的な品種は、2006年に品種登録されたシャインマスカットや2005年のナガノパープルで、糖度が高くおいしいぶどうとして、高級ぶどうの代名詞となっているそう。ケーキやお菓子などに加工されることも多く、フルーツサンドにすれば大粒のぶどうが断面萌えと話題になっています。

 国産のぶどうに比べて、海外産が安価な理由は、日持ちがよく大量の運搬が可能だからとか。種類が多いので、購入の際は種の有無、皮ごと食べられるかどうか確認してからがおすすめです。

 最後に。皮ごと食べるぶどうは、皮に含まれる栄養も考え、食べすぎには注意してくださいね。

※参考:

農林水産省    https://www.maff.go.jp/

山梨ガイド    https://yamanashi-guide.com/

丸山ぶどう園   http://maruyama-budouen.com/

船昌商事株式会社 https://www.funasho-s.co.jp/

■小さな小さな扇風機、ハンディファン

 もはやこの季節のお出かけ時の必需品ともされるのが、小さい手持ち扇風機・ハンディファン。携帯扇風機・ポータブルファン・手持ち扇風機など呼ばれることもあります。扇子やうちわのように手であおがなくても涼めるとあって、歩行中や電車の中、買い物中でもちょっと涼をとりたい時はこれ一択という方も少なくないという逸品です。

 次々と新製品が出るハンディファンは種類が多く、形もデザインも価格帯もさまざまです。電源はUSB充電が主流になっていますが、手動式や充電の手間がない乾電池式もあります。

 購入する時は、何を重視したいかを考えるのがよさそう。両手を空けておきたい場合は、U字型で首に直接かけられるものを。デスクに置いて使いたいのならば、スタンドにもできる形状、充電するのが難しい環境の場合は電池式にする、酷暑の野外で使うならばミストがついているものを選ぶなど、どのように使いたいかでおおよそのところが決まりそうです。使用持続時間の長さや、持ち歩くのであれば本体の重さも確認すると良いでしょう。

 案外見落としがちなのが、使用時の音の大きさです。強風が出てとても涼しいけれど音が大きくて公共の場では使えないものだった、など機能と用途のミスマッチがありがちなのだとか。購入の際、お試しができるのであれば、音も確認してみましょう。

 そして、ハンディファンは外出先で涼むために使うものというイメージがありますが、実は家の中でも大活躍です。クローゼットの中に風を入れたい時や、拭き掃除したあとの水気取り、DIYや手芸などで接着剤を早く乾かしたい時など、小さいからこその使い道があるのです。「買ったけど、ちょっと失敗したな」と思った製品は、このように有効利用してみてください。

※参考:

ハピキャン    https://happycamper.jp/

APPBANK STORE  https://www.appbankstore.jp/

mybest      https://my-best.com/

ネコハウス    https://nekoie.com/