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暮らしの情報・まめ知識 2020/3/1

LDCレポート【3月号】

■大人の足もとに、春色スニーカー

 今やスニーカーは日常生活に欠かせないシューズです。歩きやすくて楽なため、ほとんどの方がふだん履きに愛用されているのではないでしょうか。でもご存じですか? スニーカーは素材や形、色によって印象ががらりと変わります。大人世代が品よく、おしゃれに履けるスニーカーを選ぶコツは?

 選ぶポイントその1は素材。
皮革やナイロンなどの合成繊維、キャンバス地、さらにメッシュ素材などいろいろありますが、大人っぽさを追求するなら、スウェードがおすすめ。つや消しの質感がシックで、フェミニンなスタイルでも違和感がありません。また、光沢感のあるエナメルを選べば、パンプスのような華やかな足もとになります。

 選ぶポイントその2は「ソール(靴底)」です。
特に足の甲を包む部分と地面に触れるアウトソールの間にあるミッドソールと呼ばれる部分は、スニーカーの要でもあり、いろいろな形状があります。ただ、大人世代のきれいカジュアルで選ぶなら、デザインはすっきりシンプルに。真っ白だとスポーティな印象になるので、色がついているものを選びましょう。「インヒール」「隠しヒール」と呼ばれる、かかとの高いスニーカーなら、脚長に見せる効果も期待できそうです。

 選ぶポイントその3は色。
明るく冴えた色あいのものは健康的でカジュアルな印象になります。例えばさくらや若葉、霞む空のような、くすんだ感じのやさしい春の色や、シルバーやゴールドなどキラキラ系が合わせやすくおしゃれです。

 さて、スニーカーでもう一つ難しいのが「捨てどき」です。汚しませんし足のサイズも変わりませんから、まだ履けるとずっと愛用している傾向があるようですね。でも古いと型くずれし、歩行を支えられていないこともあります。見た目は大丈夫そうでも、足を入れる部分がすり切れたり、かかとが減ったり、中のインソールが破れたら、新調しましょう。

※参考:
株式会社ムーンスター https://www.moonstar.co.jp/
株式会社オプテージ  https://eonet.jp/
株式会社アシックス  https://www.asics.com/jp/ja-jp/

■体はホカホカ、心すっきり、岩盤浴。

 お風呂好きで知られる日本、なかでも女性を中心に根強い人気を誇るのが岩盤浴でしょう。岩盤浴とは、温められた石や石盤の上で横になって体を温め、発汗を促す温浴法のことです。お湯のない風呂、とも称される岩盤浴の発祥の地は秋田県の玉川温泉で、現在も国立公園内での天然の岩盤浴が可能とあり、多くの人が湯治に訪れています。

 同じようにお湯のない風呂といえば、フィンランド発祥の蒸し風呂、サウナがあります。この2つの大きな違いは、体があたたまって汗をかく、その仕組み。サウナは通常80℃以上の室内に入り、体の表面からあたためて発汗しますが、岩盤浴は40~45℃程度で体の深部からゆっくりとあたためて発汗を促します。サウナの暑さが苦手な方も、岩盤浴のやさしいあたたかみはうれしいですね。女性に人気なのも納得です。

 岩盤浴で大量に汗をかくことで体内の老廃物を排出するという、いわゆるデトックス効果もよく言われますが、これには諸説あるそうです。そのため、わざわざ岩盤浴に行かなくても通常の入浴で十分、という声もありますが、汗をかくこと自体は、美容と健康に良いことです。非日常的な空間で過ごすことがストレスの発散になることもあるので、気分転換を兼ねるという意味でうまく利用していくといいかもしれません。

 この春、岩盤浴デビューで心身ともにリフレッシュしませんか?

※参考:
玉川温泉      https://tamagawa-onsen.jp/
温泉部       https://onsenbu.net/
NHKオンライン   https://www.nhk.or.jp/
東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/ 暮らしニスタ    https://kurashinista.jp/
Marisolオンライン   https://marisol.hpplus.jp/
株式会社チヨダ    https://www.chiyodagrp.co.jp/

フレイルを知って目指せ!健康で長生き

 フレイル、という言葉をテレビや新聞で見聞きすることはありませんか?カタカナで聞き慣れない言葉ゆえに「IT関係の外来語だろう」「自分には関係なさそう」と判断してしまいがちですが、実はシニア世代の方々にぜひ知っていただきたい言葉なのです。

 フレイルとは、Frailty(フレイルティ=虚弱)が語源で、「加齢により身体的機能や認知機能が低下し健康障害を起こしやすくなった状態」のことを指します。わかりやすくいうと「健康と要介護の中間」にあたる期間です。具体的なフレイルの状態としては、食が細くなって痩せてきた、以前より疲れやすくなってきた、買い物などの外出がおっくうになるなどがあり、これらを放置すればやがて要介護の状態に進んでしまうといいます。

 フレイルに陥ってもあきらめる必要はありません。「健康と要介護の中間」というだけあって、適切な対応をすれば衰えの進行を遅らせたり、改善されることもあるのです。そのためには、自分の足で歩くなど適度な運動を行う、よく噛んでしっかり食べる、口腔ケアに気を付ける、持病はしっかりコントロールする、そして外出や人と会うなどの積極的な社会参加なども有効とされています。

 世界トップクラスの長寿国であり、高齢化社会に生きる私たちの中には、現在介護をしている・されているという方も多く「長生きは健康でいてこそ」を実感している方も少なくないでしょう。フレイルは、健康寿命を延ばし、要介護状態になってしまう前に対策ができるとして、熱い視線を浴びているのです。

※参考:
一般社団法人 日本老年医学会     https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/公益財団法人 長寿科学振興財団   https://www.tyojyu.or.jp/
公益社団法人 東京都医師会       https://www.tokyo.med.or.jp/
オムロン ヘルスケア株式会社       https://www.healthcare.omron.co.jp/
アクティブシニア「食と栄養」研究会    https://activesenior-f-and-n.com/