LDCレポート【7月号】
■最近のオクラは個性的!
ネバネバが体にいいことは広く知られていますが、夏のネバネバ食材の代表といえば、オクラです。食欲が低下しがちなこの時期、のどごしが良く旬のオクラは栄養価もたっぷりなので、積極的に食卓に登場させたいですよね。今回は個性的なオクラのお話ですが、その前にオクラのおさらいをしましょう。
オクラのネバネバ成分は「ムチン」です。ムコ多糖たんぱく質と糖たんぱく質の混合物で、「ムコ」は胃の粘膜を保護する役目を持っています。私たちの細胞もムチンによって保護されており、欠かすことができない成分なのだそう。さらに消化酵素の働きによって消化活動を進めてくれるため、食欲・疲労の回復と整腸作用にも役立つという、まさに体に良い夏野菜の代表格です。
しかし最近は体に良いというだけでなく、目にも楽しい、SNS映えするオクラもお目見えしています。例えば色。定番の緑だけでなく、赤や白のオクラがあるのをご存じでしょうか。白オクラは山口県の伝統野菜とされ、約50年前に海外から持ち帰ったものが広まったそうです。普通のオクラよりアクが少ないので生食に向いているのだとか。そして赤オクラは沖縄から。ネバネバが少ない品種です。加熱すると赤い色が落ちてしまうので、こちらも生でいただくのがおすすめ。サラダに赤や白の星形のオクラをちりばめるだけで、彩りも美しい時短サラダの完成です。そして江戸東京野菜の八丈オクラは切った断面が星形でなく、丸みを帯びているのが特徴。ダビデの星という名前のオクラは、切り口がとっても華やか!どちらもさっとボイルしていただくのがおすすめです。
オクラの仲間である花オクラ(トロロアオイ)にもネバネバ成分が含まれていて、それが和紙づくりに欠かせないネリになります。古くからネバネバの持つ力は注目され、活用されてきたのですね。
※参考:
農林水産省 http://www.maff.go.jp/
ニッポン放送 http://www.1242.com/
Foodie https://mi-journey.jp/foodie/
一般社団法人山口県観光連盟 http://www.oidemase.or.jp/
とうきょうの恵み https://tokyogrown.jp/
農Pro http://noupro.jp/
合同会社旬彩坊 http://www.shunsaibou.com/
■汗に強い化粧品、きちんとオフできていますか?
暑い季節のメイクの悩みと言えば、化粧くずれ。そんな私たちのマストアイテムはウォータープルーフの化粧品です。肌への密着度が高く、汗や皮脂による化粧くずれを防いでくれる心強い味方ですね。このタイプのファンデーションを使っている時は、オイルなどそれ相応のクレンジング剤を使ってメイクを落としていると思います。さらに眉やマスカラといったポイントメイクにも、ウォータープルーフタイプを愛用している方は多いのではないでしょうか。
しかし中には、ファンデーション用のクレンジング剤だけでメイクを落としている人も。何度もゴシゴシこすって落としたつもりでも、洗顔すると目の周りが黒くパンダのようになったことはありませんか? そう、ファンデーション用のクレンジングで「きちんと落としたつもり」でも、ポイントメイクを十分に落としきれていないことが多いのです。しかも皮膚の薄い目もとを強くこすることで、肌にもよけいな負担をかけてしまっています。
ウォータープルーフタイプのポイントメイクを落とす時は、リムーバーを使うのが正解です。ポイントメイクを落としたらファンデーションを。二度手間のように見えますが、クレンジングのみで落とすより手早く落とせ、結果的に時短かつ肌へのダメージを少なくします。
ウォータープルーフのマスカラやアイライナーなどは汗や皮脂、涙に強いだけでなく、まつ毛のカールやアイラインがにじまないなど、つけた時の状態をキープする力にも優れています。でも、その分落としにくいのが難点です。そんな悩みを解消するべく誕生したのが「フィルムタイプ」。塗った表面が耐水性のフィルム状になることで、水や油に強くなります。化粧くずれしにくいという点ではウォータープルーフにかないませんが、お湯で洗い流すだけで簡単に落とせる手軽さで人気を集めています。化粧くずれ対策と正しいクレンジングで、「メイクも素肌もキレイ」を目指してください。
※参考:
ワタシプラス https://www.shiseido.co.jp/wp/
美BEAUTE https://www.bibeaute.com/
大人のスキンケア教室 https://otona-skincare.com/
美的.com https://www.biteki.com/
オルビス株式会社 https://www.orbis.co.jp/
@cosme https://www.cosme.net/
■「錯覚」で着やせ見え。
夏のファッションで気になるのが「体型」。快適に装いたい、季節に合わせたおしゃれを楽しみたい、と思う一方で、薄着ゆえの悩みは尽きません。
そもそも体重を落とせば解決するわけではないのが、大人世代。例えば去年は何も感じなかった服が、今年は何となく似合わないと感じるのは「体重」ではなく「体型」の変化によるものという説も聞かれますね。
そんな私たちが味方につけたいのは、着やせして見せるテクニックです。「着やせ見え」は目の錯覚を利用したもの。ちょっと知っておくだけで、洋服選びに迷わなくなるかも知れません。
着やせ見えのポイントは大きく「色」「柄」「アイテムの形」「全身のシルエット」「バランス」があります。まず色の基本は濃い色で引き締めること。濃い色というと黒や紺を思い浮かべますが、濃いピンクや濃いグリーンなどでも大丈夫です。反対に淡くてパステルカラーなどは膨張色です。
柄はボーダーなら線が細いものを、ドット(水玉模様)も小さいものを。矛盾するようですが、総柄のトップスなどは、柄が大きめの方が柄そのものに目がいき、体型が目立たなくなるそうです。
次にアイテムの形です。体の中の細い部分である首、手首、足首を上手に見せるデザインを選んでみましょう。丸首よりVネック、足首が見えるぐらいのミモレ丈ボトム、華奢な部分を見せる七分袖などがおすすめです。
さらに全身をIの字にして縦ラインを強調する他、ウエストをマークしてXの字にすれば、シルエットにメリハリが生まれます。下半身が気になる人は上半身をコンパクトにしてAラインにするのもいいでしょう。また、お腹とヒップをカバーするチュニックは大人の定番ですが、前の部分だけトップスをボトムスに軽く入れ込むとお腹まわりがもたつかず、逆にすっきり見えることうけあいです。
これらを組み合わせるのがバランスです。ほっそり見せたい部分に濃い色を持ってくる、ふんわりしたシルエットのワンピースにロングネックレスをプラスして縦ラインをつくる、気になる部分に目がいかないよう首にスカーフを巻く、などなど「錯覚効果」を利用して着やせ見えを実現してみてください。
※参考:
ESSE online https://esse-online.jp/
FYTTE(フィッテ) https://fytte.jp/
Share Style https://www.air-closet.com/share-style/
clette(クレット) https://www.clette.jp/