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暮らしの情報・まめ知識 2019/3/1

LDCレポート【3月号】

旅の相棒になるキャリーケース。

 観光庁の調査による2017年の日本人国内延べ旅行者数は約6億4千万人。近年は物見遊山型から体験型の旅行になり、旅先も旅のスタイルも多彩になりました。今年の超大型連休に旅行を計画されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 その旅行に欠かせないのがキャリーケースでしょう。着替えなどの持ち物や帰りのお土産で荷物が重くなりがちな人には必需品ですが、デザインや色、価格、容量など種類が豊富な半面、いざ買うとなると迷ってしまう品物のひとつです。最終的には大きさや色、価格などで決めることが多いのもうなずけますね。

 しかしキャリーケースは一見同じように見えて、千差万別です。その筆頭は素材で、EVA樹脂やポリエステルを使ったソフトタイプと、ポリカーボネートなどの強化プラスチックを利用したハードタイプに分かれており、ソフトタイプは化学繊維を素材にしているので、軽くて割れないという利点がありますが、水に弱く荷物への衝撃が伝わりやすいです。ハードタイプは衝撃に強く頑丈ですが、素材そのものが重くて価格も高めです。また、使い勝手にかかわる開閉部分は、出し入れしやすいが防犯面では多少の心配の残るファスナータイプと、頑丈で雨にも強いけれど金属製のため重たいというフレームタイプがあります。それぞれ一長一短ですね。

 意外と見落とされがちなのが車輪(キャスター)で、移動の快適さを左右する大事なポイントです。2輪タイプは自立の際安定しますが動かす時は一方向で、ケースを斜めにして引っ張らないと動きません。4輪タイプはタテヨコ自在に動かせ、立てたまま自分の横に並べて転がせます。移動がスムーズな分、転がりやすいので、ストッパー付きを選ぶとよいでしょう。

 容量は、大体1日10リットルを目安に選んでください。例えば3泊4日の旅行なら4日間なので40リットルになります。小さめを選び、キャリーケースのハンドル部分に引っ掛けて使う「キャリーオンバッグ」などを組み合わせるのもアリです。

 キャリーケースは保管に場所をとるだけに、いろいろなサイズを揃えることが厳しいアイテムでもあります。大きめと小さめ、海外用と国内用など2タイプぐらいを厳選して相棒に迎えてみてはいかがですか?

※参考:
観光庁      http://www.mlit.go.jp/kankocho/

エース株式会社   https://www.ace.jp/

サムソナイト・ジャパン株式会社 http://www.samsonite.co.jp/

株式会社良品計画   https://www.muji.net/store/

株式会社千趣会             https://www.bellemaison.jp/

大人の髪にやさしいヘナ

 春の足音を聞くと、お出かけの機会も増えますね。明るい光の下では髪の色が気になる季節です。近頃は白や銀色になった髪色を楽しむ人が増えたと聞きますが、まだまだヘアカラーをしている女性が大多数なのではないでしょうか。

 カラーリング剤は白髪染めやおしゃれ染め、カラーリンスなどさまざまな種類がありますが、髪や人や地球にやさしいと評判なのが「ヘナ」です。ヘナとは、ミソハギ科の植物で、古来よりインドでは薬草として重宝されてきました。大きいもので6メートルもの高さになるハーブで、白、薄紅色の花を咲かせる多年生の植物です。日本では指甲花(しこうか)という名前で呼ばれていますが、ヘナと聞くと一般的にはむしろ、植物というより「ヘナを配合した天然原料の白髪染め」のほうがピンとくるかもしれません。

 ヘナでの染色は草木染めの原理と同じで、植物の色素で染まります。ヘナの葉に含まれる酵素色素がたんぱく質に反応して発色するので、髪だけでなく肌も染めることができます。インドの女性が額につける赤い印もヘナですし、クレオパトラも爪を染めるのにヘナを使っていたという話もあるそうです。

 さてヘナの最大の特徴といえば、髪への負担が少ないこと。ヘナの葉を粉末にした100%天然のナチュラルヘナは、髪の表面に薄い皮膜を作って髪内部の保水力を高めてくれるため、トリートメント効果が期待できます。また薬草でもあるため、新陳代謝を高めたり毒素排出にも一役買っていて、髪だけでなく頭皮も健康的になるといわれています。回数を重ねるほど効果があるので、化学染毛剤のように染めるたびに髪が痛むという心配もないそうです。洗い流した排水が水質汚染につながることもありません。

 ただ、天然成分ならではの注意点もあります。まず、髪質やヘナの鮮度などによって発色が違うこと。天然の染料なのでカラーバリエーションがないこと。そして「ヘナ=100%天然」とは限りません。「ナチュラルヘナ」とは区別し、化学成分を配合している「ケミカルヘナ」もあります。ヘナを購入するときは必ず確認し、納得してから買い求めましょう。使用前にはパッチテストを行い、使用上の注意を守るのはいうまでもありません。

※参考:
ジャパンヘナ              http://j-henna.com/

株式会社グリーンノート        https://www.henna.co.jp/

オールアバウト            https://allabout.co.jp/ p

骨折とホネ活。

 骨折は、私たちの身近でよく耳にするケガのひとつです。骨粗しょう症など病気を起因とする「病的骨折」、転倒や事故などでの「外傷性骨折」、同じ場所に繰り返し負担をかけることで起こる「疲労骨折」と、大きく3つに分類されています。さらに「骨折」というと読んで字のごとく、ポキッと骨が折れた状態を思い浮かべますが、医学上では「ひびが入った状態」でも骨折と定義されています。ひび=骨が壊れた状態なので、ひびが入った程度だから、と軽く見てはいけません。

 病的骨折と疲労骨折は、気づかないうちに折れている場合が多いので、いつもと違う痛みがある、腫れているなど異常を感じたら、できるだけ早く病院へ。捻挫だと思っていたら実は折れていた、というケースは意外なほど多いのだそうです。また、骨折は目に見えないので、X線検査ができるところで診察を受けましょう。

 治療はギプスでの固定が基本です。骨は折れても、細胞の力により元に戻る能力があるからです。でも症状や骨折の種類によっては手術が必要な場合も少なくありません。元通りになるために短くはない治療期間を要し、リハビリなどが必須になることもあります。

 そこで「ホネ活」です。普段の生活の中で健康な強い骨を作ることを心がけましょう。骨の材料となるカルシウムと、その吸収を助けるビタミンDの摂取が基本です。カルシウムは牛乳や小魚、大豆製品に多く含まれていますが、最近は骨活に適した加工乳や特保のヨーグルトもあり、手軽です。ビタミンDは食品から摂取するだけでなく、日光に当たることでも生成されます。最近は紫外線対策のしすぎでビタミンD欠乏症になる事例もあるので、適度に太陽の光を浴びましょう。ウォーキングなどの運動も骨を丈夫にしてくれるので、おすすめです。

※参考:

一般社団法人 日本骨折治療学会        https://www.jsfr.jp/

公益社団法人 日本整形外科学会        http://www.joa.or.jp/

タケダ健康サイト                    https://takeda-kenko.jp/

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカルカンパニー  http://jnj.co.jp/jjmkk/

FNN PRIME                       https://www.fnn.jp/ m